資格・職業特集：建築・不動産

住宅を設計し図面を書いたり、建築現場で作業の指揮・監督を行う。建築士の資格は1級、2級、木造とある。建設会社、住宅メーカー、設計事務所などで働く事が多く、独立・開業も目指せる。学科により受験に必要な実務経験の年数も変わるので注意が必要。

CADシステムを使ってさまざまな図面を仕上げる。建築物を例にとると、もとになる簡単な図面からタブレットやデジタイザなどの入力装置を使って、データを入力したうえで、CADソフトを使って図面にしていく。専門学校のCAD関係学科で学ぶと有利。

建物の建築、土地の評価の基本である測量をする。土地の輪郭、面積、高低などを正確に計測し、そのデータをもとに図面を作成。国土交通大臣などが認定した専門学校などを卒業すると測量士補の資格が得られ、2年以上の実務経験で測量士の資格が得られる。

建物の新築や土地の用途変更などの際、登記申請人に代わって手続きを行うのが土地家屋調査士。土地や家屋の調査・測量と申請手続きは、複雑で極めて専門的な仕事だ。そのため、この資格の国家試験も難関。合格率は非常に低い。独立・開業が十分できる資格だ。

土地、建物などの不動産を鑑定してその適正価格を決定する。鑑定作業は、資料の収集、聞き取り調査、現地調査の物件の環境と交通の便、下水道の敷設状況、道路幅の確認など数多くある。責任が重く社会的信用度が高いだけあって、難関の国家資格である。