資格・職業特集：ビジネス・販売・ホテル・観光

個人や企業から所得税、法人税、固定資産税、相続税など税金についての相談を受け、書類作成、手続きの代行などをする。大学・短大で法律学や経済学を学んだり、日商簿記1級などに合格すると受験できる。試験科目は簿記論、財務諸表論など。

経済産業大臣認定の中小企業診断士は、経営コンサルタント分野で唯一の国家資格。日本の場合、企業の大多数が中小企業であり、その経営状態を調査・分析・アドバイスするという仕事の社会的評価は高い。この資格を得るには、筆記、論文、口述の試験を受ける必要がある。

確率・統計などの数学的な手法で、おもに保険や年金の適正な掛け金や、支払金の額を決定する専門職。また保険会社の商品開発には必ずアクチュアリーが参加している。

 

主な仕事は従業員の採用や退職にともなう健康保険、労災保険、雇用保険などの加入・脱退の手続きや、労働者名簿や賃金台帳の作成など。大学、短大と、修業年限が2年以上で総授業時間数1700時間以上の専門学校を卒業すると国家試験の受験資格が得られる。

主な仕事は決算書の作成や月次試算表の作成。毎日、金銭にかかわる数字を扱うので正確な事務処理能力が要求される。表計算ソフトを使いこなせることも必要。大学の経営学科や専門学校の経理関係学科で学び、日商簿記検定2級以上などを取得しておくと有利。

百貨店、スーパー、ディスカウントショップなどで消費者のニーズに応じた商品をそろえ、豊富な商品知識をもとに購買をすすめる。商品の陳列や接客マナーが重要で、国内外の買い付けもある。大学の経済・経営学科や専門学校のビジネス関係学科で学ぶと有利。

受付業務を行うフロント、各部屋の準備を担当する客室係、ホテルの正面玄関で出迎えるドアマンなど、さまざまな部署がある。大学や専門学校でホテル関係の知識を学んで入社するケースが多い。資格は必要ないが、ホテル実務技能認定の資格を取得すると有利。

旅行客が快適な旅を楽しめるよう、観光、移動、宿泊をサポートする。ツアーコンダクターになるには、国土交通省指定の旅程管理主任者資格が必要で、受験するには一定の研修と、旅行会社や添乗員派遣会社などで実務経験を積まなければならない。世界各国の文化に対する知識が大切。