大学・短期大学・専門学校それぞれの違いって?

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2021年12月3日 進路決め
「高校を卒業したら進学したい」と思っていても、大学と短期大学、専門学校のどれにしようかと悩んでいる人は多いのではないでしょうか?学ぶ期間の違いだけでなく、それぞれにメリットや注意点があるので、しっかりと事前に調べて自分に一番合った校種を選びましょう。

大学・短期大学・専門学校の違い

  大学 短期大学 専門学校
取得可能な学位・称号 学士(学位) 短期大学士(学位) 専門士(称号)
高度専門士(称号)
修業年限 4年間
6年間(医学部等)
2年間~3年間 1年間~4年間
学費の目安 ※ 国立 約240万
私立文系 約400万
私立理系 約600万
私立2年制 約200万 約250万(期間や専門分野によって学費の幅は大きい)
授業・教育内容

一般教養+専門分野

一般教養+職業的専門分野 専門分野に特化
特徴 4年間をかけて一般教養と専門分野を幅広く、深く学べる 短期間で一般教養と実習を含む専門分野を学べる 実習が多く、資格取得などにも強い。専門分野における即戦力としての就職が可能

より幅広く、深く学べる『大学』

大学の特徴は、一般教養が学べるだけでなく、自分の興味がある専門分野についてより広く、より深く学べることです。大学では、幅広い知識や視野を養うことができます。

医学部・歯学部・獣医学部と、薬学部のうちの薬剤師の養成課程は6年間、それ以外の学部は4年間ですが、学生生活が長い分、キャンパスライフを存分に過ごせますね。

2年間または3年間で学ぶ短期大学に比べ、カリキュラムにゆとりがあることが多く、クラブ・サークルやアルバイト、ボランティア活動など、勉強以外のことにも取り組みやすい学生生活になるでしょう。長期休暇があるため、留学やインターンシップなどに挑戦しやすいのも注目したい点です。

大学のメリット

  • 学士から「修士」「博士」など大学院への進学が可能
  • 必修科目を含めてだが時間割を自分で作成できる
  • 4年間を通じてキャンパスライフを満喫できる
  • 履修した分野に限定されず就職先の選択肢も幅広い

大学は専門分野を深く学びますが、それに限定されず、就職先の選択肢が幅広いこともメリットのひとつです。また、大学を卒業すれば『学士』の称号が与えられ、大学院に進学できるのもポイント。大学院ではより深く研究に取り組むことができ、卒業すれば『修士』や『博士』の学位が授与されます。その分就職の幅はさらに広がるでしょう。

短期大学や専門学校よりも長い期間を学生として過ごすため、サークル活動やゼミ、アルバイト、留学などいろいろなことに挑戦しやすく、そこで得た仲間や経験は貴重な財産になるでしょう。たっぷりキャンパスライフを過ごせる魅力は大きいですね。
 

大学進学の注意点

  • 学費が高い
  • 自由度が高い分、きちんと自己管理する必要がある

大学は短期大学や専門学校と比べて学費が高い傾向があります。最近は給付型奨学金も増えていますが、実家を離れて、ひとり暮らしをしながらの通学ともなると仕送りも必要で負担はかなり大きくなります。

また、シラバス(教授が示す講義・授業計画)をもとにして自身で時間割を作成する、アルバイトをいれる、サークルの活動時間を確保するなど、「自身でスケジュールをマネジメントする」必要があります。自分の生活をしっかり管理する意識を持たないと、単位を落としてしまって留年してしまう可能性もあるなど、学業に影響が出るケースもないとは言えません。
 

短い期間で効率よく学べる『短期大学』

短期大学は大学同様、一般教養が学べるだけでなく、自分の興味がある専門分野についてより広く、より深く学ぶことができる場所です。ただし、大学とは異なり、2年間もしくは3年間の学生生活になるため、より勉強に集中する必要があり、大学よりも比較的忙しい毎日になるでしょう。

短期大学卒業後に大学3年生に編入し、さらに2年間学ぶ道を選ぶこともできます。
 

短期大学のメリット

  • 学費を抑え効率的に学べる
  • 大学生よりひと足早く「社会人」として自立できる
  • 地域・地元の就職に強い傾向がある

短期大学は大学と比べて、かなり学費を抑えることができます。2年あるいは3年で、一般教養に加え就職に直結する専門的な技術・資格の取得をめざすなど、大学と専門学校の双方の良さを持っている特徴があります。また、一般的に短期大学は地域密着の教育機関であることが多く、そのため地元の就職については特に強い一面があります。

そして大卒よりも「ひと足早く」社会人としての一歩を踏み出し、自立できることもメリットといえるでしょう。

短期大学進学の注意点

  • 期間が短く勉強量は多くなりがち
  • 大卒以上といった縛りのある企業への就職が難しくなる
  • 企業によっては大卒よりも初任給が低い場合もあるが改善されつつある

在学期間が短い分、学修内容が濃く、集中して授業をこなしていかなくてはなりません。同時に就職活動もすぐに始まるので、忙しい学生生活となるでしょう。

就活には有利な面もある一方で、いまなお、大卒とくらべて初任給が低いケースも見受けられます。ただし、こうした大卒と短大卒の「差」は実力やスキルを重視する傾向や多様性が認められるようになってきている潮流のなか、変化しつつあることも知っておきましょう。
 

専門分野・業界の就職に強い『専門学校』

専門学校は、社会における即戦力を育てるための教育機関なので、仕事内容に直結する知識・技術が学べるのが特徴です。教員も現場で実際に経験を積んでいるその道のプロが揃っているのも特徴のひとつです。また、実践的な学びができるよう充実した実習施設が整備されています。専門性が高い分、その専門分野の就職に特に強いのは大きなメリットと言えるでしょう。

専門学校のメリット

  • 専門的な技術・知識を短期間で凝縮して学べる
  • 実践的な指導により「即戦力人材」となり就職に強い
  • 国家資格をはじめとした資格取得対策が充実

ある業種・職種・技能にしぼりこんで学べる専門学校は、目標とする仕事に必要なスキルを短期間で得られるメリットがあります。資格取得支援や対策も非常に充実しており、やりたい仕事や職種が明確な人にとっては即戦力人材育成の専門学校は魅力的です。
 

専門学校進学の注意点

  • 専門職に特化しているため「目標を変える」ことが難しい
  • 場合によっては学費が大学よりも高いケースもある
  • 認可と無認可校による違いがある

逆に言うと、もしもなりたい職業が変わった場合、専門学校では他の方向へ行くのが難しい一面があるのも事実です。また専門学校の中には特殊な実習などを行うため、大学よりも学費が高いケースもあります。

注意したいのは、専門学校には認可と無認可があることです。都道府県知事による認可を受けている専門学校は学割や公的奨学金の利用など大学・短大と同様になりますが、無認可では利用できないものもあります。
 

大切なのは「自分の進路」に合わせた選択をすること

4年制あるいは6年制で幅広い教養を得て専門分野に進める大学、専門的な分野に特化し即戦力人材となれる専門学校、双方の良さを持ちつつ、それを短期間で学び、地域密着型が多い短期大学。それぞれに良さがあり、注意すべき点もあります。

大切なのは、自分の将来を見据えた上で選ぶことです。「とりあえず大学進学」といった、なんとなくの進学はなるべく避けたいですね。たとえ消去法であっても、自分に向いていない進路をはずし、そこから「何を学びたいのか、どういう職業をめざしたいのか」を少しでも描いて、「だから、自分は大学に(短大に・専門学校に)進む!」と目的を明確にできるようにしていきましょう。

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