10月・11月は学園祭シーズン。さまざまな大学や短期大学、専門学校で学園祭が開催されています。コロナ禍でオンラインの開催も増えていますが、いずれにしてもその学校をよく知ることができる絶好のチャンス。志望校が決まっている人も決まっていない人もぜひ出かけて、学校の雰囲気を生で感じましょう。
キャンパス全体の雰囲気が気軽に味わえる
学園祭はキャンパス全体を使って開催されていることがほとんど。建物の外だけでなく、建物内で行われるイベントも多いため、いろいろな場所を自由に歩き回れるのが魅力。学校によってはオープンキャンパスよりもじっくりキャンパス内をチェックすることができるかもしれません。
自由にキャンパスを出入りできるこの機会に実践してほしいのが、「入学した場合のシミュレーション」です。「もし自分がここに通うことになったら…」と想像し、通学しやすいかどうかをチェックしながら出かけてみたり、どんな風に過ごせそうかを考えながらキャンパス内の施設をチェックしてみましょう。そうしてリアルに考えることで、志望校選びがよりしやすくなるはずです。また、想像を膨らませてワクワク感がアップすれば、勉強のモチベーションアップにもつながります。
アカデミックな企画に参加できる
露店やサークルの出し物だけでなく、時にはアカデミックな企画があることも学園祭のポイントです。研究内容の展示をはじめ、研究発表が行われることも。興味がある内容があれば、実際に見て質問をすることもでき、先生や先輩たちと話をするチャンスもあるかもしれません。志望校選びや情報収集に最適なので、ノートを持って出かけましょう。学校側も未来の教え子や後輩になるかもしれない高校生が来てくれた、と喜んでくれるはずです。ぜひ、ネットだけでは収集できない生の情報に触れてください。
ありのままの学生の姿が見れる
当たり前ですが、学園祭にはその学校の学生がたくさん参加しています。オープンキャンパスよりも多くの学生が学校に来て、さまざまな立場で学園祭を楽しんでいるので、普段どおりの学校の雰囲気を感じることができるはずです。学校ごとに学生のカラーというのはなんとなくあるもの。先輩たちを観察しながら、自分に合うかどうかをチェックすると良いでしょう。
また、サークルや研究室、部活動ごとに露店を出店していることが多いので、露店で働く先輩たちをのぞいてみるのもおすすめ。学校案内のパンフレットではわからなかったありのままの姿を見ることができるに違いありません。勇気を出して話しかけてみるのも◎。きっと歓迎してもらえますよ。ナナビで興味のある学校を探し、学園祭情報をゲットしてくださいね。
志望校探しや志望校の情報収集のために学園祭を活用する方法をご紹介しましたが、本当に一番大切なのはせっかくのお祭りを思いっきり楽しむこと!あまり考えすぎず、心から楽しみましょう。
学園祭に参加する際の注意点とは?
実際に出かけようとすると、「服装は制服の方がいいのかな?」などと悩んでしまうもの。最後に、学園祭に参加する際の注意点をまとめておきますので、ぜひ参考にしてください。
まず、服装は私服で問題ありませんが、多くの人の目に触れる機会なので、奇抜なファッションは避けた方が良いでしょう。特に、模擬授業体験などオープンキャンパスのような企画が行われる場合には、できるだけシンプルな服装や制服で行くのが無難です。
また、気をつけなければならないのが勧誘です。学園祭に訪れる高校生をターゲットに、塾や予備校などの勧誘が行われていることがありますが、中には悪質なものもあるため注意しましょう。