大学との距離は自宅(一人暮らしor実家)からどれくらいが適切?

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2022年8月26日 九州での進学お役立ちコラム

志望大学を決めるにあたっては、通学距離もひとつのポイントになります。

実家から通うか一人暮らしをするかで、必要となる費用がまったく変わるからです。

また、実家なら食事の支度や洗濯など家族にお願いできることも、一人暮らしでは自分でしなければなりません。実家暮らしと一人暮らしでは、時間の使い方も違ってきます。

大学と自宅の距離は、どのくらいが適切なのでしょうか。

明確な答えのない問いですが、参考としてご覧ください。

一人暮らしの場合に大学に通学しやすい距離

一人暮らしをする場合、大学までどのくらいの距離が通学しやすいのでしょう。

独自に調査した結果によると、距離としては片道30分以内で通える場所に部屋を借りるケースが多いようです。

学校生活とプライベートの両立を考えると、妥当な距離といえるのではないでしょうか。

 

「学校のすぐ近くに部屋を借りたい」場合、選べる物件は限られてしまいます。

ただし、通学時間が30分までと範囲を広げると、もう少し選択の幅が広がります。

 

例えば、生活費をアルバイトでまかなおうと考えている場合、アルバイトしやすい地域という点で部屋を探すのもよいでしょう。また、住環境や雰囲気のよさを重視するのもよいでしょう。

 

もちろん「近さが最優先」という価値観もよいでしょう。

「朝遅くまで寝ていられる」「授業が終わったらすぐに帰宅できる」というメリットもあります。

ただ、あまりに大学に近いところに部屋を借りると、行動範囲が広がらなかったり、友人たちが押しかけてくるということもあるかもしれません。これらのことは念頭に置いておくといいでしょう。

実家暮らしで大学に通学しやすい距離

実家から通う場合、どのくらいの距離までなら通学が可能となるのでしょうか。

本人の気持ち次第でもあり、時間制限はないともいえますが、現実的に考えてみましょう。

 

実家からの通学で、かつ、食事や洗濯など生活にまつわることは家族にお願いする場合、単純に自分の都合だけを考慮して、通える大学までの距離を考えればよいでしょう。

交通の便や、交通機関の混雑状況も関係してきますが、目安として1時間半以内であれば、十分に実家から通学できるのではないでしょうか。

 

もちろん事情は人それぞれです。

中には3時間近くかけて通学しているという大学生もいます。

先ほどもお伝えしたように、時間制限はあってないようなものですから、1時間半以上かかったら実家通学はできないというわけではありません。

 

ただ、サークル活動やアルバイトなどの時間も過ごしたいとなると、長距離通学の場合は少々難しい局面もあるかもしれません。

入学後の生活も思い描きながら検討してみましょう。

大学通学にあたり実家暮らしと一人暮らしの判断ポイント

進学する大学が決まると、実家から通うか、一人暮らしをするかの判断をすることになります。その際のポイントをまとめてみましょう。

遠方の大学に通う場合

県内であれ、県外であれ、実家から通うことが不可能な大学の場合、一人暮らしを選択することになります。

実家から通えなくもない距離に大学が位置しているときには、どうでしょうか。

その場合、次の点に考慮して判断することになります。

一人暮らしという経験を重視する場合

大学時代にできる一人暮らしは、社会に出る前のいい経験でもあります。

学校生活と私生活を両立する中で自己管理能力を身につけることができますし、お金のやりくりをする力や考え方も養われるからです。

 

体調が悪くなったときも自己判断で医療にかかるなどの決断をしなければなりません。

社会の仕組みについても自然と学ぶことができます。

実家から通える距離であっても、あえてこのような経験を積むために一人暮らしを選択するというケースもあるということです。

 

ただし、一人暮らしは家賃や固定費のほか、お金がかかります。

そのあたりの兼ね合いを考慮しつつ検討することになります。

金銭的な余裕がない場合

事前に親に確認をし、一人暮らしをさせるだけの金銭的な余裕がないことがはっきりしている場合、通学に時間がかかったとしても、実家暮らしを選択せざるをえません。

志望校を決めるときには、通学ができる距離にある大学を選ぶようにしましょう。

 

一人暮らしをするための金銭的な余裕はなくても、実家暮らしなら、学校のことに専念できるという大きなメリットがあります。

食事のことも生活のことも、さほど心配せず過ごせるはずですし、家族と一緒なら体調が悪くなっても安心です。

大学に通いやすい距離は、一人暮らしか実家暮らしかで変わってきます。

ただし「こうでなければならない」という正しい答えがあるわけではありません。

どこの大学で何を学びたいか、家庭の金銭事情はどうかといったことも考えに入れながら検討を進めてみましょう。

一人暮らしでも実家暮らしでも、それぞれのメリットを享受しながら意義ある大学生活を送ることがいちばんです。

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