オープンキャンパスは誰と行く?保護者?友人?解説します!

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2021年7月5日 オープンキャンパス

「オープンキャンパスに誰と行くのか」「ひとりでも大丈夫なのか」と悩んでいる人は少なくありません。「高校生なのに保護者と一緒にオープンキャンパスに行くって変じゃないのかな?」と迷う人もいる一方で、友だちと一緒だと自由に行動できないとか、ひとりでは不安という声もよく耳にします。

そこで今回の記事では、

  • オープンキャンパスに保護者と行く
  • オープンキャンパスに友人と行く
  • オープンキャンパスにひとりで行く

3つのケースについて、それぞれのメリットと注意点をまとめました。
 

オープンキャンパスは「保護者」「友人」と一緒に行く人が多い

3つのケースについて解説する前に、先輩たちがオープンキャンパスに誰と一緒に行ったのかデータを見てみましょう。旺文社教育情報センターによる調査では保護者と行ったと回答した割合がもっとも多くなっています。
今回引用した調査の回答では「友人」「保護者」と行く回答が多かったのですが、「ひとりで行く」割合も決して少ないとは言えません。では、それぞれのメリットや注意点について解説していきます。

出典:旺文社情報教育センター

オープンキャンパスに保護者と行くメリットと注意点

オープンキャンパスで保護者同伴の高校生は珍しくありません。実際に学費を払うのは保護者の場合が多いですし、進路は重要な決断でもあるので保護者が志望先を見ておくというのもよくあることです。

オープンキャンパスに保護者と行くメリット3点

  1. 保護者の視点でキャンパスを判断してもらえる
  2. 志望する理由を保護者に納得してもらいやすい
  3. 家族なので自分の意見を言いやすく思ったとおりに見学できる

01. 保護者の視点でキャンパスを判断してもらえる

保護者とあなたで意見が合わないことはよくあるでしょう。しかし、一番長く身近にいる家族ですから、あなたについてよく理解しているのも事実です。志望校について保護者の視点で「あなたに合っているか」を一緒に判断してくれるでしょうし、人生の先輩として客観的なアドバイスもしてくれるでしょう。

02. 志望する理由を保護者に納得してもらいやすい

一般的に大学の費用は保護者が払うケースが多いですね。学費は決して安いものではないだけに「なぜこの学校に進みたいのか」を納得してもらうのは大切です。保護者と一緒にオープンキャンパスに行くことで、志望校の良いところを知ってくれれば説得する必要がなくなるメリットがあります。

03. 家族なので自分の意見を言いやすく思ったとおりに見学できる

家族ですから「ここまででいいから、後は先に帰ってて」とか「ひとりで見てみたいから、30分後に待ち合わせたい」といったことも言いやすいですね。

注意点:保護者が大学を決める流れになってしまわないように

心配のあまり、なかには保護者の方がはりきって質問をしまくり、子どもはウンザリしたという話も……。また、キャンパスを見ることで保護者の思いが強くなり「やっぱり○○大学がいい」と強く勧めてくることもあるかもしれません。「どの大学がいいかを保護者が決める」のではなく、「この大学の良かったところ、今ひとつなところ」を保護者に指摘してもらうのが良い方法です。

【ナナビで解決】さらに詳しく知りたい方はこちらも!
オープンキャンパスには親も行く? 親と行くメリットや服装について
 

オープンキャンパスに友人と行くメリット

オープンキャンパスに志望校が同じ友人と一緒に行く人は多いですね。また、第一志望ではないけれど、「一応見ておきたい」とお友だちに誘われて見学ツアーなどに参加するケースもよくあります。希望の学部などが違う場合、「一緒にキャンパスへ行き、いったん分かれて、それぞれ見たいところを見て、後で合流してから学食など見て回った」というパターンも多いようですよ。

オープンキャンパスに友人と行くメリット2点

  1. 気軽に行けてイベントなどにも参加しやすい
  2. 友だちと印象を共有し比較検討しやすい

01. 気軽に行けてイベントなどにも参加しやすい

友だちと一緒に行くのは気が楽ですね。サークルの体験なども友だちと一緒なら緊張せずに参加しやすいメリットがあります。また自分では見ないかもしれないところを友だちが回ることで、新たな発見もあるでしょう。

02. 友だちと印象を共有し比較検討しやすい

キャンパスや模擬授業などでどんな印象を受けたか、互いに感想を話し合えます。友だちの思ったことを聞いて「そういう見方もあるのか」と気づくこともあるでしょう。入学後について盛り上がり、受験勉強のモチベーションが上がったという声もあります。

注意点:自由に動きづらく友人とはしゃいでしまいがち

友人と一緒にオープンキャンパスに行くと、友だちが希望する学部も回ったり、個別相談に付き合ったりと、互いに無駄な時間を過ごしやすいのがネックです。また、ついつい友人と話し込んでしまったり友だちの勢いに流されたりしがちで、後から「もっときちんと見ておけばよかった」と思うケースもあるので注意しましょう。

オープンキャンパスにひとりで行くメリット

オープンキャンパスにひとりで行く人も実はけっこういます。保護者や友人と都合があわずに仕方なく……という人も心配しないでくださいね。周囲を気にせず集中できますし、自由に行動できるなど、ひとりのほうが良い面もあります。

オープンキャンパスにひとりで行くメリット3点

  1. 自分のペースで自分が見たいところだけ回れる
  2. ひとりの方が相談しやすい
  3. 志望校を知られずにすむ

01. 自分のペースで自分が見たいところだけ回れる

ひとりでオープンキャンパスに行く一番のメリットは「自由に見て回れる」ことです。じっくり見たい場所、特に関心のないところ、ひとりなら自由に動き回れます。あまり興味がわかずに短時間で帰るとか、個別相談でじっくり話したいとか、時間の融通も自分だけなので誰に気兼ねもなくできるのは大きなメリットです。

02. ひとりの方が相談しやすい

「質問も保護者がいると聞きづらい場合もあるから、やはりひとりが一番いい」という声も。友だちと一緒だと、なんとなく友だちの気持ちに合わせてしまい「一番聞きたいことが聞けなかった」なんていうこともあるかもしれません。個別相談以外にも、オープンキャンパスでは質問や先輩と話せる機会も多いので、ひとりで行動したほうが相談しやすい面はありますね。

03. 志望校を知られずにすむ

実は多いのが「志望校を周りに知られたくない」というパターン。保護者はともかく、「あえて志望校を教え合うのは気が進まない」人もいます。

注意点:自分以外の意見や印象を聞けない

ひとりで行くと、どうしても「自分が見た印象」だけが判断基準になります。第三者の客観的な印象を聞けないのが難点ですね。ランチタイムやツアーの休憩時間などに、ひとりだと過ごしづらい、時間をもてあましたという声もあります。

オープンキャンパスに誰と行くかは「目的」も考えて決めよう

オープンキャンパスに誰と行くかは、自分の目的をベースに考える方法もあります。

第一志望でしっかりキャンパスを見たい場合には、ひとりか保護者と一緒に行くといいでしょう。模擬授業に参加したり、在籍する先輩たちに質問できたり、自分が納得いくまで見たい場所を見学し、興味のあるイベントに参加できます。希望する学部・学科だけでなく、関連する学部も見て回ることで細かいところまで確認できます。

まだ志望校を絞り込んでいなかったり、学部などが決まっていないような場合には、友人と一緒にいろいろなキャンパスを回ってみるのもおすすめです。いくつかの学校を見ることで違いがはっきりしますし、キャンパスライフに触れることでよりリアルに進路を考えられます。

 いずれにしても、より多くの情報を得られますし、キャンパス全体の雰囲気などを感じられるなどオープンキャンパスへの参加は大きなメリットがあります。

最後に、WEB上でのオープンキャンパスについても触れておきます。コロナ禍の影響で、オンラインによるWEBオープンキャンパスが開催されているところも増えています。他県や遠方からでも参加しやすく、短時間ながら効率よく学校の特徴を把握できる、チャットだから質問しやすいといったメリットも多数あります。ひとつの選択肢として考えておくといいでしょう。

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