高校卒業後の志望校を決めるにあたって欠かせないオープンキャンパス。
楽しみな反面「服装は何を着ていったらいいの?」「持って行く物は?」などと考え始めると不安になることもありますよね。
そんな悩みを払拭し、充実の時間が過ごせるように、オープンキャンパスに行くときの服装や持ち物についてまとめました。どうぞ参考にしてください。
オープンキャンパスには制服で行くか私服で行くか
まず、服装について考えてみましょう。
制服のある学校の場合、やはり制服で行くべきなのでしょうか。
結論から言うと、特に指定がない限りどちらでもかまいません。それぞれのメリットは次の通りです。
制服で行くメリット
制服で行くいちばんのメリットは、服装に悩まなくてすむことです。
また、制服を着ていれば高校生であることがひと目でわかります。大学側としては「オープンキャンパスに来てくれた高校生=志望してくれる可能性のある高校生」ということが把握できるため、分かりやすい説明をしてくれたり、丁寧に接してくれたりしてもらえることもメリットです。また、出身校の先輩が在籍している場合、たとえ顔見知りの先輩でなくても、声をかけてもらえるかもしれません。
私服で行くメリット
私服のメリットは、通っている高校がどこを特定されないこと。そのため、先入観を持たれることなく、のびのびと見学することができます。
オープンキャンパスを終えた後、私用でほかの場所に立ち寄りたいときも、私服のほうが気楽です。
オープンキャンパスにNGな服装例
オープンキャンパスの服装は、制服でも私服でもOKですが、それは「何を着てもいい」ということではありません。次のような服装は、避けてください。
動きづらく疲れる服装
大学や専門学校は校舎もたくさんあり、学校によっては敷地も広大です。かしこまったスーツ、慣れない革靴、ヒールの高い靴などを着用すると、動きづらく、歩いているだけで疲れてしまいます。
動きやすい服装、履きなれた靴で出かけて行きましょう。
ラフすぎる服装
動きやすい服装が望ましいとはいえ、TPOはわきまえることが大切です。
タンクトップや短パンなど露出の多い服、奇抜な服など、学びの場にふさわしくない服装はNGです。
オープンキャンパスはイベントのひとつではありますが、遊ぶための場ではありませんし、ファッションを競う場でもないので、気をつけましょう。
オープンキャンパスに行くときの持ち物
服装が決まったら、次は持ち物です。意義ある時間が過ごせるように準備しましょう。
筆記用具
気になったことをメモする筆記用具は必需品です。
そのほか、アンケートに記入したり、模擬授業に参加したり、書く場面は意外に多くあります。基本的にはボールペンでいいのですが、かさばるものではないので、使い慣れたシャープペンシルも持参すると重宝します。
ペンとともに、メモ帳やノートも用意してください。立ったまま、あるいは歩きながらメモを取ることもあると考えると、小さめのサイズが扱いやすくてオススメです。
オープンキャンパス専用ノートを1冊作ってもいいかもしれません。
スマートフォンやタブレットPC
手書きのメモよりも、写真や音声で記録したほうがいい場合もあります。
そんなときのために、スマートフォンやタブレットPCがあると便利です。
ただし、充電切れには気を付けましょう。特にスマートフォンは、学校までのアクセス情報の検索や、連絡などで使う機会が多いので、当日は出かけるまでに充電100%の状態にしておき、念のため予備のバッテリーも持っていきましょう。
キャンパスの地図
キャンパスの地図は、オープンキャンパスの受付や入り口でも配布される可能性はありますが、できれば持参しましょう。キャンパスの地図があれば、移動がスムーズにできます。
また、現地までのアクセスがわかりにくい場合は、最寄り駅から学校までの地図も忘れずに持って行きましょう。
オープンキャンパスで確認すべきポイント
オープンキャンパスは、自分の進路を決めるための大切な場です。
参加の際は、次のことをしっかり確認するようにします。
大学へのアクセス方法
まずは、学校へのアクセス方法です。
自宅からの経路と時間、使用する交通機関や交通費をチェックしてください。
時間が2時間以上かかる場合は、ひとり暮らしや寮生活も検討する必要があるかもしれません。
また、最寄り駅から学校までのルート、どんなお店があるかといった周辺環境も見ておきましょう。
構内の雰囲気や設備の充実度
実際に学校に通ったときのことを想定しながら、キャンパス構内の様子、設備についても確認します。
キャンパス構内の様子は、例えば掃除は行き届いているか、花壇の手入れはされているかなど、気持ちよく過ごせるかどうか、自分の感覚でチェックします。
そのほか、食堂の数やメニュー、図書館の蔵書数や自習スペースの設置状況、研究設備や施設なども、具体的な利用場面をイメージしながら確認するようにしてください。大学側が新しい設備や施設を売りにしていても、普段は解放されていなかったり、数が少なくて一般の学生は使えないということも、時にはあるからです。
授業の雰囲気や内容
模擬授業が実施されていたら、ぜひ体験してみましょう。カリキュラムや取得できる資格なども含め、実際にどのような学生生活を過ごすことになるのかがイメージできます。
教室と教室の移動が大変でないか
広大なキャンパスの場合、移動に時間がかかることもあります。自分の足で歩いて確認してみましょう。学生個人が自転車を持ち込み、構内の移動は自転車で行うという学校もあります。
オープンキャンパスに行くときの服装、持ち物、チェックポイントについてお伝えしました。悩んだり迷ったりしたときには、記事の内容を参考にしながら準備を進めていきましょう。オープンキャンパスは、自分の将来を決めるにあたっての大事なステップです。
いい時間を過ごし、自分に合った学校を見つけてくださいね。