長崎市ってどんな街？暮らしや学び、就職、雑学などを紹介

九州の西北部に位置する長崎県長崎市は、海と山、町並みが交差する美しい景観に加え、歴史的な文化財や史跡が点在する魅力的な街。大学や専門学校も多く、学びの環境も整っています。

この記事では、長崎への進学を考える皆さんに向けて、市内での暮らし、学び、就職、長崎ならではの魅力について紹介していきます。

家賃や買い物、交通の便は？長崎での暮らし

長崎市は山が街を囲むような形状の立地。平坦地が少ないため、家賃が他の九州エリアと比べて少し高い傾向があります。

そんな市内の中でも、交通の便が良く、商業施設の多い学生が暮らしやすいエリアをピックアップしました。

坂道が多い長崎では、通学や買い物のしやすさも物件選びの大切なポイント。その一方で坂があるからこそ楽しめる眺望の良さも、長崎の魅力の1つです。

長崎市内の移動には、路面電車（市電）とバスが便利です。路面電車は、主要な観光地や繁華街を結び、運賃は一律140円。5〜8分間隔で運行しているため、通学・通勤にも利用しやすい交通手段です。

バスは、電車が通っていない住宅街や坂の多いエリアへの移動に欠かせず、市内各地をカバーしています。県外への移動はJR長崎駅からからがスムーズ。西九州新幹線や特急列車が運行しており、博多方面などへのアクセスが良好です。駅前のバスターミナルからは県外行きの高速バスも運行しています。

坂が多い立地上、自転車での移動が困難な場合も。公共交通機関を上手に活用するのが快適に過ごすポイントです。

長崎市内には「アミュプラザ長崎」や「みらい長崎ココウォーク」「長崎スタジアムシティ」「ゆめタウン夢彩都」などのショッピングモールが多数あります。また、浜町アーケードや中華街などの商店街も活気があり、地元のお店や本格中華を堪能できます。

中心部であればスーパーやコンビニ、ドラッグストアに困ることも少ないでしょう。商業施設や飲食店が多い中心部はサービス業のアルバイトが豊富。少し郊外に出ると工場や市場の求人なども見られます。

長崎市には、6つの大学、1つの短大があります。代表的な大学は、長崎大学や長崎県立大学などで、幅広い学問分野を学ぶことができます。また、専門学校も多く、ビジネス、医療、幼児教育、ITなど多様な分野を学べる環境が整っています。

静かに勉強できる場所は長崎市立図書館がおすすめ。77席のスタディルームや研究室があり、学生の利用も多い施設です。その他、長崎県には県や市町村の奨学金制度もあります。詳しくは下記の長崎県のHPのリンクからご確認ください。

長崎県の主要産業は造船業と観光業です。どちらも海に囲まれた立地、歴史・文化が活きた長崎ならではの産業です。

県の3面を海に囲まれた長崎の造船の歴史は古く、江戸時代から船の修理工場が置かれていたと言われています。今でも造船は県の基幹産業で、長崎市、佐世保市に造船関連産業が集積しており、熟練の技術や豊富な経験を持った企業が揃っています。

軍艦島を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」など文化財や史跡が多く残る長崎は、毎年国内外からたくさんの観光客が訪れます。そのため、ホテルや飲食店、観光施設での求人が多く見られます。

近年、半導体関連、AI・IoT・ロボット関連の企業が進出するなど、今後伸びていく産業としてさらなる成長が期待されています。

長崎県で話される方言は「長崎弁」。博多弁や熊本弁と同じ肥筑方言に分類され、共通のものが多いです。